第114回: 5分では何もできない
どぉもぉ、妹さんです。
我らが株式会社DDのスーパースキルグループ、*ChocoLate Bomb!!(愛称:ちょこぼ)の新シングル、「I AM」お聞きになりましたでしょうか?
そしてMVは試聴なさいましたか?
観てない方もいらっしゃるでしょう…。
だってだってそれはもうまぁ〜しんどい。
しんどい…しんどすぎる…つらい方のしんどい…。
↑TLにショッキングな画像が流れるの防止のサムネ
ただただつらいシーンの連続です。
飛び降りるように言われて怯える仔犬のようなAくん。
仲良しだと思っていた友達にいきなり突き飛ばされるBくん。
心ない言葉のナイフに引き籠るCくん。
学校のトイレで水をかけられて汚いスリッパを押し付けられる本当にかわいそうなDくん。
学校で自分の席に花を供えられ落書きされるEくん。
ダンス仲間に嫌がらせされるFくん。
度を超えたパワハラで頭からコーヒーをかけられるGくん。
ちょこぼのみなさんのつらそうな顔…本当に、ただただかわいそうでなりません。
こういった序章をみると、希望を求めてしまいます。
"きっと最後には、いじめっ子に打ち克ってくれる"そう信じて画面を見つめます。
しかし…
このMVでは、状況は変わりません。
そう、何も変わらないのです。
ボクシングを習得していじめっ子を打ち負かすこともなければ、メンバー達が出会って仲間となることもない。彼らは孤独なまま。たった5分では何もできないのです。
よく考えればそれが現実です。ではこのMVはただのつらいものなのでしょうか。Aくん達はただ人々の同情の対象となる見世物としてそこに写されているのでしょうか。
それも違うと私は思います。
彼らは、彼ら自身を見つめて、彼らであることを歌い、踊り、5分では変えられない世界を変えようとするのです。
この曲の中で歌われるのはto doではなくto beです。カッコつけず日本語でいうと、何をするかではなく、どう在るか。
その問いに対し彼らは「I AM…」と前を見る。
ちょこぼこと*ChocoLate Bomb!!は、順風満帆なアイドル、とは言えません。目標だって何度も叶えられずに悔しい思いをしてきた、頑張っているし、力はあるけど、まだ…、そんなアイドルです。
そんな彼らが、1曲終わるまでに状況を変えられないMVで、それでも前を向きます。現実の彼らもまた困難な現実に屈しずに前を向いています。
チェキ券が売れ残っても、広報担当のように扱われても、黒髪が嫌だと言われても、仲が悪いと噂されても、それでも前を向く。
何てかっこいいんだろう。
彼らを思いっきり応援したい。思いっきり褒めて、あったかいご飯を食べてもらって、ふかふかのお布団で眠ってもらいたい(多分それはできてる)(.何なら私より美味しいもの食べてる)。
-I AM a fan of *ChocoLate Bomb!!
-Are you?